フィールド日記
アズマシロカネソウ
キンポウゲ科
Dichocarpum nipponicum
2017年6月16日
東京都 渋谷区にて更新
果実と花
新潟県十日町市で観察を続けているこの株は
本来の花の盛りは豪雪地帯でもあり雪解け後の5月上-中旬で
6月中旬は実の時期なのだが
株の観察を続けていくと花がいくつも咲いていた。
この時期咲く花は小さめ
そしてこの時期に咲く花も果実が出来ている。
まだ小さな果実(左上は春に咲いた花から出来た果実)
観察を続けていくとアズマシロカネソウは
カタクリなど夏の前にそのシーズンの活動を終え
地上部がみられなくなるスプリンエフェメラルではなく
雪の降る頃まで葉がみられるのだが
初夏のこの時期、二番花を咲かせ
時期をずらして種子を作る戦略をとっているのかもしれない。
株のわきにみられた今年発芽した双葉
6月14日に新潟県十日町市にて撮影
フィールド日記の目次に戻る●
次のページ
前のページ
[植物写真家 鈴木庸夫の自然を楽しむ]のトップページへ行く
Top page (English)