フィールド日記

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10:41 2016/11/04 更新

10月末、紅葉の新潟方面を散策。
久々にホンドギツネが見られたのでアップしますね。


ホンドギツネ・秋の森のんびり散歩
新潟県のとあるブナの森の中の道にて10月30日撮影

道沿いの獲物を探しながら歩いているようでした。

キタキツネと違いキツネはなかなか出会えません。
幸運にも今回は長い時間様子が見られました。

距離をたもっていれば車はあまり気にならないようでした。
写せませんでしたが餌(ネズミ?)を獲ったところも見ましたよ。


今回行った新潟や長野の山では紅葉真っ盛り。
標高のあるところではもう冬枯れであとは雪を待つばかりでした。

しかし関東周辺の山々はこれからが紅葉シーズンです。

それで、高尾山周辺の紅葉をテーマに散策はとの思いから企画をたてました。

【高尾山・午前上りコース】
四辻の十字路・御室社と山王社


【高尾山・午後下りコース】
蛇滝と梅林

日程
11月
12(土)、13(日)
19(土)、20(日)

人のあふれる紅葉シーズンの高尾山ですが
静かなコースを選びました。

詳しくはTABICAのページでご覧ください。

      ・ ・ ・


僅かに色づきはじめたイロハモミジ
多摩川沿いの遊歩道で沢井付近にて10月23日撮影


静けさのなかの流れ
軍畑付近の多摩川にて10月23日撮影


秋の山で出会った花・リンドウ
10月25日に奥多摩の御岳山にて撮影


秋の山で出会った実・センボンヤリ
林の下一面にでていて数えたらほんとに千本はありそうでした
御岳山にて

今シーズンは多くの花が早く咲いてしまい
例年の開花シーズンに合わせて出かけると
もう終わり気味の花しか出会えずガッカリということが何度もありました。

それで紅葉も早いかと思っていると
9月ごろ、気温が低めで雨の日が多かったためか
奥多摩あたりの紅葉は例年通りかちょっと遅いかも!?

奥多摩線の沢井駅近くの多摩川沿いに
清酒「澤乃井」の酒蔵があり
ゆったり飲めるテラスがあるので
紅葉のピークにあわせて
散策の終点をそこにして夕暮れの一杯もいいかも!

 17:55 2016/10/29記 東京都 練馬区にて


今日、フィールド日記日記あります

     


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コウヤボウキの花に来たクチナガガガンボの仲間

ガガンボの仲間が受粉の手助けをしてるんだぁ・・・
それにしてもたくさん咲いているどのコウヤボウキの花にも
このクチナガガガンボの仲間が来ていました!
10月20日に高尾山にて撮影

高尾山ではこの時期としては気温が高くて風もなく
このクチナガガガンボをはじめ虫たちも元気で
ヤブ蚊に悩まされました。

蚊よけの薬を忘れだいぶやられました。
秋とは言え油断禁物ですね。


オオヤマハコベの花
高尾山にて撮影


萼より短い小さな花なれどルーペで見ると美しい!



たくさんの腺毛もなかなか良い感じ

 23:31 2016/10/21記 東京都 渋谷区にて


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ダイモンジソウ咲く秋の岸壁
新潟県湯沢町にて10月12日に撮影


夏には花が見られるダイモンジソウですが
新潟県の湯沢町あたりでは10月に入って
盛大に咲いている岸壁を見かけます。

花の最盛期は今頃なのかも?


実になったシャクジョウソウ
新潟県湯沢町にて10月12日に撮影


芽吹いた頃から観察を続けていたシャクジョウソウ
丸く大きな実ができていました。


バイカモの水中の花
10月11日に秋山郷(新潟県津南町)にて撮影
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防水カメラ_オリンパスTG-4 で
水の中に咲くバイカモを撮ってみました
実はこのカメラを水につけたのは初めてですが
けっこう面白い!


若いカモシカと遭遇
10月11日に新潟県津南町にて撮影

カモシカと出会うとにらめっこになって
根負けした方(たいていこちら側)が目をそらすということが多いのですが
このカモシカ、すぐにトコトコと歩きだしました。

若者よ、おまえこらえ性がないな。

 23:33 2016/10/15記 東京都 渋谷区にて


今日、フィールド日記日記あります

     


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10月8日更新




皆さん注目の花・ツルギキョウ
10月3日三浦半島にて撮影


三浦半島の植物観察ツアーの10月3日は雨の予報
しかし、‘晴れ女’を自認する方のおかげか
バスでの移動中は雨が降ったものの
フィールドを歩くタイミングではほとんど雨にあわず
目当ての花にも出会えて
みなさん喜んでくださったようでホッとしましたョ。


観察会の最中発見したみなさん注目の
のっしのっしと移動するイモムシ・メンガタスズメ(蛾)の幼虫
10月3日三浦半島にて撮影


      ・ ・ ・

この秋は雨が多く茸があちこちで目につきます。
代々木公園を散歩していて
キツネノタイマツを初めて見ました。


キツネノタイマツと集まる虫たち
10月4日代々木公園にて撮影


キーボードを打ってたら手元に来たアダンソンハエトリ

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フィールド日記

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9月30日更新
20:55 2016/09/30

先日、撮影している最中にミョウガの花の咲く様子のタイムラプス映像を
ユーチューブにアップしたのでご覧になったかと思いますが
7月11日に土から顔を出し始めたミョウガを撮り始め
ほぼ二ヶ月半たった9月24日にほぼ咲き終わったので撮影終了。
その全画像をユーチューブに載せました。



クイズ
ミョウガ一個からいくつ花が咲いたでしょう???

その答えは・・・・・

もう一度再生してカウントしてみてくださいな。

      ・ ・ ・

話はかわりますが10月3日に三浦半島の方で植物観察のツアーをやるので
連日の雨模様の合間、晴れの予報がでた27日
下見に行ってきました。

予報通り、夏のような青空のなか大汗をかきながらの下見となりました。


一日が終わり葉山町の町並みも電気が灯り始めた相模湾と富士山を望む夕暮れ
9月27日三浦半島にて撮影


そのツアーのなかで一番皆さんに見てほしい
絶滅が心配されている花ツルギキョウのところへ真っ先に行ったのですが・・・

咲いていてくれました。


見てほしい花のNo.1・ツルギキョウ
9月27日三浦半島にて撮影


9月に予定していた白根山、秋山郷、清津峡周辺の植物を周るツアーは
16号台風のために何度か下見をしたのに中止となり残念無念!

今度は晴れてくれるといいんだけど
少なくとも台風は来てくれるなよ!




9月24日更新
20:54 2016/09/24


雨の日の散歩でスマートフォンで撮った花・雨にうたれたユーパトリウム・コエレスティヌム
9月22日に明治神宮の花壇ではなくなぜか草地に咲いていたものを撮影

アゲラータムのムラサキカッコウアザミにそっくりですが
同じキク科でもアゲラータム属ではなくコノクリニウム属の園芸植物です。
以前ユーパトリウム属に分類されていたものでが
現在でもそのときの属名で呼ばれているようです。
(=Eupatorium coelestinum)


先週、
新潟県と長野県にまたがる深い山の中にある秋山郷にいったとき
それこそ周辺に人家の全くない林道脇に見かけない植物がありとりあえず撮影。

今、それを調べていて???の真っ只中なのです。

まずはその植物の写真を見てください。











種子


手持ちの図鑑をいろいろ調べたのですがわからないのです。
印象がエノキグサに似ているようなのでその辺を頼りにネットで調べたたところ
Acalypha rhomboideaにたどり着いたのですが・・・

それはアメリカ大陸に分布している植物で
人の出入りのごく少ない深い山奥の林道に生えていることが不思議?
日本に帰化しているという記録にも見当たらず
それもこんな山奥になぜ???

「あっ、それ見たことある」
とか、
「それは、○△あたりに帰化しているよ」
とかの情報があったら教えてくれませんか?




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9月17日更新
23:16 2016/09/17


白根山で先ず目に入ってきた木・ナナカマド
9月15日撮影

20〜21日の新潟県湯沢町を経由して秋山郷へ泊り
奥志賀林道を経て草津白根方面を散策するツアーの講師をやるので
その下見のため逆から同じコースを廻ってきて
先ほど帰って来たので今夜はこのページだけ更新します。

今年は雪が少なく気温も高めで
多くの植物の咲く時期が早まったのですが
こうしたツアーは例年の開花時期から予定を組むため
今回主に見ていただきたい花「シラヒゲソウ」なのですが
下見をしたところ
そのシラヒゲソウの群生地ではもう遅めで
探しても数輪の花しか見つけられません。

しかたがないかとは思いつつ
ありそうな場所を探しまわった所
まだ咲いている場所を発見!


発見したシラヒゲソウの群落
9月16日撮影

「窮すれば通ず」というのは確かですね。


探しているときにツリフネソウの白花も見かけたので
これも見てもらおう!
9月16日撮影

小さなランの花の咲く別のポイントに下見に行った所
堰堤工事のためその花園は工事機械が踏み荒らしている最中。


キャタピラで踏み荒らされている最中の群生地
9月16日撮影

フィールドでは一年経つといろいろな変化がありますョ。


栃の実が熟してよく枝から落ちる音を聞きました
そうして小さな沢すじに集まった栃の実たちです







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9月17日の更新








大雪山は早くも秋の気配です
9月3日撮影・大雪山の白雲避難小屋付近からトムラウシ山方向を望む


かつてない大雨が降り続いた北海道。
平野を流れる川も茶色く濁った水がゴウゴウと流れ
水の中を転がる石が不気味な音をたてていました。

そんななか大雪山へのアプローチの林道(銀泉台、高原温泉)も通行止めで
予定を変えて黒岳からのルートで白雲岳、緑岳を目指したところ
尾根筋の登山道も水に流されて深く掘れていたり
今回の雨の被害は広範囲に及んでいるようです。


9月3日に見た実・ウラジロナナカマド
大雪山の北海沢付近にて


そんな大雪山でしたが
多くの実やまだ残っていた花に出会えました。

      ・ ・ ・

予報ではまだ上川地方は大雨が降るとの事で
予定を変えて日高のアポイ岳へと向かいました。


9月5日撮影・アポイ岳の8合目付近から日高の海岸の眺め



9月5日アポイ岳で見た花・ヒダカミセバヤ



アポイ岳は標高が低いにもかかわらず
かんらん岩に覆われた環境のため高山植物が見られ
ほかにもココにしかない特殊な植物が生える不思議な山なのです。

9月のこの時期には行ったことがなかったので
初めて出会った花も多く、面白かったぁ・・・・

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鈴木庸夫と高橋冬氏、安延尚文氏の共著で
冬の木々を楽しむための図鑑
「樹皮と冬芽 431種」
誠文堂新光社 刊 2800円+税 が出版されました!



以前からフィールドで楽しんでいる冬芽や幹を主題に作りました!
樹のことを知るには冬に限らず役に立つと思います。

ご存知かもしれませんが以前、同じ「ネイチャーウォッチングガイド」シリーズで出した
「草木の種子と果実 632種」の続刊ともいえる本なのです。
ボクが言うのもなんですが、どちらの本もオススメします・・・と言うか
お買い求めください!

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